2008.11.29.Sat
富士見亭景色

五島美術館ゆかりの方を追悼する為に、
わが師が、五島美術館内にあるお茶室にて、お茶会を開いた。

めったに入れないお茶室なので、期待も膨らむ。
写真は「富士見亭」。
茶室の一面が窓になっており、
目の前には紅葉した庭の木々、
眼下の多摩川をはさんで遥かかなたには富士山を望む事ができる。
秋晴れの今日、この景色はまさにごちそう。
客は椅子席で薄茶をいただく。

濃茶席では、裏千家で多大なる重責を果たされたお二方の遺影をおがませていただく。
お床にはお家元がこの日の為に書かれた掛け物。
運ばれたお茶に添えられた古袱紗は
ちょうど美術館で催されている展覧会に因んで更紗のもの。
お道具の拝見も含め、慣れない所作にとまどいながらも
何とか無事にお席をあとにする事ができた。
緊張するが、何事も経験を積む事が肝要。
いいお茶会にめぐりあえる幸せを感じた。
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2008.11.20.Thu
お茶のお稽古。

掛け物の言葉は、「ばんじゅうかんさいちじにひらく」。
それまで研鑽を積んできたものが、いっときに理解できたり、
花開いたり、悟りを開いたような、目から鱗状態になること。
いつかそうなれるように、日々努力!!

お花は照る葉に西王母。
お菓子は栗が入ったおまんじゅう。

お点前は初釜の練習で薄茶点前。
使用する棚は流麗棚だったか・・・?
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2008.11.06.Thu
今日は11月に入って最初のお稽古だったので、炉開き。
お茶も半年ねかした新しいお茶の封を開ける。
掛け物の字は「關」
「関」という字の旧字体。
関には開けるという意味があるという。

花は照る葉に椿。

茶杓の銘は錦秋、薄紅葉・・・

お菓子は亥の子餅。
昔から旧暦10月の亥の日、亥の刻に餅をいただいて、
無病息災、長寿安泰、子孫繁栄を願う習慣があったとのこと。
源氏物語でも、紫の上と源氏が初めて結ばれた日に、亥の子餅が登場している。(その後、源氏は夫婦の印の三日夜の餅を紫の上の為に用意させた)
さらに、裏千家ではぜんざいで炉開きを祝う習慣もあるそうで、
今日は先生直々手作りのぜんざいをごちそうになった。

1月12日に行う初釜にむけて、薄茶点前のお稽古。
今回はメインの広間での薄茶点前を担当。
カルチャーセンターの気軽な茶会なので、慣れない方でも興味のある方は
お茶を飲みにいらしてください。
ご連絡いただければ手配します。
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2008.10.16.Thu
烏瓜


お茶のお稽古。
掛け物は「どくざだいゆうほう」
一人、ここにこうやって座らせていただいていること、このことほど奇跡はないだろう。
今日も今、こうやってここで自分が生きている、これほどすばらしいことはないじゃないか、という意味。

花入れには烏瓜、浜菊、白水引。
10月のみ、実の物を生けても良い。

10月は名残りの月。
来月から新茶の封を切り、炉を切る。
去年からのお茶を使い切る、風炉最後の月。
月も今月は十三夜を愛でる。(今年は10月11日)
お茶勺の銘は「名残り月」「山里」「松風」「松籟(しょうらい)」など。

お点前は前回に引き続き、中置の薄茶点前。
大板を使ったので、蓋置は板の上に乗せて、柄杓を釜の前に横に引く。
最後は柄杓・蓋置を板の上、釜の左側に飾る。
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2008.10.02.Thu
トリカブト

「半夜放烏鴉(はんやにうけいをはなつ)」
夜の暗闇にカラスを放っても、その違いはおのずとわかる。
自分の分をわきまえよ、という不平等の平等を説く言葉。

花は秋の花7種。
主なものはトリカブト。毒を持つ事で有名だが、お茶では喜ばれる花。
ホトトギスは春の花なので、秋にはうずら草と呼ばれる。

お点前は「中置薄茶点前」。
10月だけのお点前で、釜が中央にくる。
夏は暑いので客から遠くに釜が置かれ、冬はその逆。
10月はちょうどその中間というわけだ。
水指は細長いものが使われ、釜の左側に置く。

侘びた物を好むこの月、
お茶勺のご銘は稲穂、鳴子板、尾花(すすき)等。

お菓子は栗蒸し羊羹。
10月は13夜(10/11)。
9月の15夜が芋名月なのに対し、
13夜は栗名月とも呼ばれる。
普通の羊羹には寒天を使うが、栗蒸しには上新粉が入る。
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2008.09.18.Thu
「吾心似秋月(わがこころしゅうげつににたり)」
今年もきれいな月をおがむ事ができました。
お茶のお稽古でも月に因んだものや
菊、虫に因んだご銘が並びます。

お菓子はおはぎ。
(萩の咲くこの時期にはおはぎと呼びますが、
牡丹の時期=春分の頃にはぼたもちと言います)

お点前は茶腕荘(かざ)り。
カッツンしてから両手で茶碗を手前に引きます。
その後、本じまいまで、茶碗は両手で扱います。
お茶をお客さまに出す際は古袱紗に乗せて。
いただく際も乗せたまま。

拝見ではお茶碗の由緒を伺います。
一般に「一萩二楽三唐津」と言われるようですが、お茶では楽が好まれます。
楽家は千家十職のひとつ。
楽についで由緒ある楽茶碗は大樋窯。
湖東窯、犬山窯など、今はなき窯元に名品ありき、とは、先生の談。
私が今興味を持っているのは志野や瀬戸黒。
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2008.09.04.Thu
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夏休み明けのお茶のお稽古。
掛け物は「放下着(ほうげじゃく)」。
簡単に言えば、「全てを捨てよ!」
煩悩妄想はいうに及ばず、仏や悟りに至るまで、
すべての執着を捨て去れ!の意。
先生は「他人からどう思われているかにとらわれないこと」とおっしゃった。

花は秋明菊、紅白水引、その他。

9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」。
中国では、奇数は縁起のよい陽の数とされ、
一番大きな陽の数である九が重なる9月9日を
「重陽」として節句のひとつとしたそうだ。
旧暦ではこの頃菊が盛んに咲く事から、
「菊の節句」とも言われている。

茶杓の銘は菊や虫、月に因んだもの。

お点前は茶入れ飾り。
水指の上に茶巾、茶せん、茶杓。
その手前に茶入れを入れた茶碗を置く。
茶入れを清めたら、古袱紗の上に茶入れを置く。
茶碗に湯を注いでから茶碗を手前に引く。

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2008.07.17.Thu
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お茶のお稽古。
掛け軸は「萬古清風」
(何時までも変わらない 清新な風=永遠の真理)

点前は茶杓飾りの濃茶点前。
由緒ある茶杓をお客様に見えるように、水蓋の上に飾る。
(一緒に茶巾と茶筅も)
ポイントは、片手でカッツン、両手で茶碗を引く。
拝見の際、茶杓は古袱紗に乗せて。

季節のご銘は清風、清流、岩清水、夏木立、等。
花は花ショウガほか。
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2008.05.15.Thu
丁子草

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風炉開きのお稽古。
お軸は「松風颯々声」
謡曲の「高砂」からきている句なのでしょうか・・・

花はシラン丁子草、あと一種は失念。
お菓子はわらびもち。
お茶勺の銘はさみだれ、新緑など。

お点前は風炉の薄茶点前を復習。
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2008.04.17.Thu
「花を知り、鳥は花を待つ」
鳥も花の咲くのを知り、花が咲くのを心待ちにしている。

桜は散ってしまったが、街のあちらこちらでハナミズキが咲いている。
藤棚の美しい家も見かけた。
お床の花はガマズミ
ガマズミ

茶杓の銘は「花名残り」

点前は「竹台子総飾り薄茶点前」
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2008.02.21.Thu
「銀椀裡盛雪」
銀の椀に雪を盛って雪の中に置いておくと、一見区別がつかないが、
よく見ると確実に違いがある。
これは平等の差別を説いた言葉。
人(物)にはおのずからその立場・役割というものがあるのだから、それをまっとうすべし。

花は白梅に福寿草。
お菓子は道明寺。関西では桜餅といえばこの道明寺を指す。
茶杓の銘は、「下萌え」「早蕨」など。

お点前は貴人薄茶点前。
茶器もお菓子も高台に乗っている。
貴人に向き合う時は正面をはずして。
待ちの姿勢は、両手を足の両脇の畳につけて。

貴人とは宮中の方や関白など。
お座りいただく場所は貴人畳と呼ばれる、床の前の畳の中央。
一体、実際のお点前で使う時などあるのか?!
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2008.02.07.Thu
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今年最初の正規のお稽古。
掛け物は「直心是道場」
「直心」すなわち素直な心をもって精進修行すれば天地到るところが道場である。
芸事と「道」の違いは、そこに哲学があるか否か。
楽しくお稽古しながらも、心を引き締めて!

前回の筒茶碗を使った絞り茶巾のお点前に、
さらに割蓋水指を加えて。
割蓋水指の中でも、本日は「うら千鳥」を使用。
本体は指物師・駒沢利斉、蝶番は中川浄益、塗りは中村宗哲という、十職のうちの3人による、淡々斉お好みの水指。
蓋の裏にちどりの絵が施されていて、蓋を開けると見えるという趣向。
千鳥は冬の鳥なので、これは冬のお点前限定。
(今日使用したものはお稽古用の写し。
写真は参考までに、無地の割蓋水指。)
割蓋の開け方に特徴がある。
上に乗っているだけなので、落ちないように押えながら・・・


本日はこれにやはり十職のひとり、黒田正玄の柄杓置き(これは本物!)が加わった。
竹に金彩でつぼつぼが描かれている逸品。

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2008.01.25.Fri
先生のご都合で、他のクラスに振り替えての茶道教室。
いつもと違うメンバーに、気持ちは新人。

掛け軸:紅炉一点雪 「こうろいってんのゆき」
真っ赤に燃え盛る炉の上に一片の雪が舞い落ち、瞬時に消えるさまをいう意味。
天地が永遠なのに比べ、人間の存在がいかに小さなものであるか。

お点前は、小間・向こう切り・筒茶碗・絞り茶巾・薄茶点前(???)
筒茶碗は冬の寒い日に暖かいお茶をいただく為、細長い形をしているお茶碗。
お茶碗に茶せん通しのお湯を注いだまま、絞った茶巾を広げて畳む所作をすることで、
お茶碗を温めようという心遣いが、冬ならではのお点前。
茶巾で口を清める前に、先に中を清めるのを忘れずに!

他の方々は長緒の濃茶点前。
次回から初の炉濃茶点前なので、参考に。
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2008.01.14.Mon
茶会点前

初釜茶会にて、初点前。
立礼のお席を担当させていただいた。
普段カルチャーセンターの教室として使っている部屋が一転、立礼席に。

自分の事よりも、客として列席していた家族が粗相をしないか心配で・・・!
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2007.12.21.Fri
掛け軸の言葉は、冬の夜長に、互いに意気投合し、打ち明けて語り合うことだそうです。
山雲海月の情とは、塵外の風光、清浄な胸の内を意味する言葉で、
このような清浄な心と心で接することで真実の交わりができるような、
理想的な人間関係を結ぶよう、心がけたいもの。
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お花は白い椿と蝋梅。
お菓子は柚子のおまんじゅう。

今日は初釜の為に、立礼のお点前・お運び等の練習。
なにしろ人様の前でお点前をするのは初めてなのですから、
頭が真っ白にならないように、一生懸命憶えなければ!
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2007.10.18.Thu
お茶のお稽古。
掛け物は「清風萬里秋(せいふうばんりのあき)」。
お花はハマ菊・がまずみと、あと一種。
10月のみ、実が使えるそうです。
小間のお花は烏瓜とほととぎす。
ほととぎすの季語は5月なので、今の季節は他の鳥の名前で呼ぶそうですが、
はて?なんだっけ・・・
うずらだったような気がしますが。
お菓子は栗蒸し羊羹。

お点前は前回同様、中置。
風炉を置く板が大きくなると、蓋置きと柄杓は板の上に置くのがポイント。
これで風炉とはしばらくお別れです。

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2007.10.04.Thu
風炉の最後の10月は「名残りの月」といい、侘びた風情を楽しみます。
お床のお軸には新古今和歌集の歌が。

「雲まよふ 夕べに秋を こめながら 風もほに出でぬ 荻のうへかな」
                            (慈円)

お点前は「中置」。10月限定です。
風炉が中央に、細長い水指が左側に置かれます。
中じまいがなく、すぐに本じまいになるのが特徴。
御銘は「栗拾い」「案山子」「山里」「鳴子板」・・・
お菓子は栗きんとんでした。
   
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2007.09.20.Thu
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茶会の翌日のお稽古はさすがに疲れぎみ。
でも、掛け物がそんな心を癒してくれる。

「わが心秋月に似たり」
月のように丸くおだやかで、澄み切った心でいたいものだ。

お花には昨日の立礼席でも使われていた「金虎の尾」が。
先生のお知り合いの方がわざわざ那須から送ってきてくださるそう。黄色は床の間を明るくしてくれるそうだ。

前回に引き続き茶箱のお稽古。
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明治記念館にて、裏千家東京第6東支部の懇親茶会が開催され、いつも一緒にお稽古をしている方々と参加。
お席は点心・立礼・香煎・薄茶・濃茶の5席。

風炉も最後の月であり、景色はすっかり秋のこの時期。
「虫」「籠」「萩」「月」「菊」「雁」「武蔵野」といったキーワードが並ぶ。
写真は濃茶席の床と、薄茶席の釜。
この時期限定のすすき模様の風炉。なんて贅沢!
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2007.09.06.Thu
久しぶりのお茶のお稽古。
初めて茶箱のお点前をした。
夏に行う茶箱点前は「卯の花手前」。
箱の中に小振りのお道具が入っていて、何だかおままごとのよう。

9月は菊と月がテーマ。
お床には「本来無一物」の字と共に、月を指し示す布袋さまが描かれた掛け物がかけられていた。
今日は拝見がなかったが、お茶勺の御銘は菊や月に因んだ物がふさわしい。
お花はすすき、りんどう、われもこう、ふじばかま、おみなえし。
お菓子は「きせわた」。

「お稽古での写真は外部に出さないように」とのお達しがあったので、残念ながら画像は想像におまかせ。
台風接近の悪天候の為着物は着なかったので、こちらも画像なし。
先生はお一人が紗(半襟は絽)、お一人は単衣小紋(半襟は塩瀬?)。季節の変わり目の着物選びの難しさを感じた。
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