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2007.09.29

観月

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観月の旅に出ておりました。
行く先は湯河原の『石葉』。
湯河原の大通りからちょっと入った、急で細い坂道を登っていったところにひっそりと建つ
築40年ほどの建物で、部屋数はわずか9部屋ほど。
まさに隠れ家のような宿です。
お茶の先生のお薦めとあって期待していったのですが、
ところどころに気の利いたしつらえがしてあり、
おしつけがましくない雰囲気に好感が持てました。
お料理は土地の素材を生かした素朴な、でも贅沢なもの。
あわびを焼けた石で焼いて香りを楽しみながらいただいたのは絶品でした。
肝心の月はここでは見られなかったものの、翌翌日の箱根で見ることができました。
2007.09.25

爪つづれ

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先週は2色を同時に織り進めて斜め模様を織り出したが、
今週の課題は1色を数段斜めに織っていく織り方。
斜め部分がある為、筬(おさ)でトントンと打ち込む事ができず、
筬の代わりに指で糸を押さえ込みながら織り進めていく。
なるほど~、「爪つづれ」の簡易版ですね。

帯などを織る場合は糸も細く柄も細かい。
そこで指の爪をギザギザにして糸を掻いて押さえ込むわけだ。
自分の拙い技術と着物の世界が少し繋がった!
2007.09.23

お彼岸

今日は実家の墓参り。
門前仲町にある臨済宗の寺。
実家の寺が何宗かなど、最近まで知らなかったくらいであるが、
茶道を始めてからここが禅宗である事を知って、少し興味を持つようになった。

閑話休題。
今年の墓参りはいつもと違う。
住職も私たちが行くのを心待ちにしていてくれた。
何故なら・・・家族が増えたから。
実は今年の6月、私の弟が結婚したのだ。
それまで話をするのも憚られるような性格の弟だったが、
結婚を機に人が変ったように明るく人当たりが良くなった。
それをみた娘、
「結婚って怖いね~。こんなに人を変えるなんて!」
でもね、結婚後も怖いほど人は変わるのよ~~。と、私は心の中でつぶやく。。。

なにはともあれ、我が家にこんな幸せをもたらしてくれたお嫁さんに感謝!
父もこんな私たちを見て、あちらで喜んでくれているだろう。
2007.09.21

再生

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磁器作家・前田正博さんの六本木のアトリエで娘と一緒に作ったお茶碗を割ってしまった話は覚えていらっしゃる方もあるかと思う。(別の場所で日記を書いていた時に記事にした)
それを、下高井戸にある陶芸を扱うお店に持っていき、「金接ぎ」をお願いしていたのが、本日やっとできあがってきた。

外側と内側の色が違うので、金にするか銀にするか迷われたそうだが、結局金で継いだ上に、内側だけ銀彩を施してくださった。故に、内側から見ただけでは割れた跡はまったく見えない。
外側の金の曲線も不思議と茶碗に溶け込んでいる。
不思議なもので、割れる前にはなかった別の価値が明らかに茶碗に生まれた気がする。
二人で手作りした事、割ってしまった時の事、その時身の回りに起こっていた出来事・・・茶碗にまつわる様々な状況がこれを見るたびに思い出される。
物を大事にするという事はその物だけではなく、その物にまつわる思いを大事にするという事だと感じる。
2007.09.21

9月の料理教室

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今月のメニュー。
・みょうがとじゃこのご飯
・豆腐ハンバーグ
・さつまいもサラダ
・長いもとおくらの和え物
・白玉抹茶団子
いずれも夏の疲れが残る体にやさしいメニュー。
お月見に因んで、うさぎ柄の食器を。


2007.09.20

お稽古の着物

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縞の単衣小紋でカジュアルに。
帯には菊。
小物もすべて袷用に。

着付けでは9月に入ったら衿は塩瀬と習ったが、15日までは衿が絽でも大丈夫だと、先生。
いつも素敵な先生の今日の装いは、単衣の塩沢(白地に亀甲)に白の塩瀬、白い帯締めと、見た目は夏らしさが漂う、でも完全に9月のコーディネートだった。
2007.09.20

「吾心似秋月」

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茶会の翌日のお稽古はさすがに疲れぎみ。
でも、掛け物がそんな心を癒してくれる。

「わが心秋月に似たり」
月のように丸くおだやかで、澄み切った心でいたいものだ。

お花には昨日の立礼席でも使われていた「金虎の尾」が。
先生のお知り合いの方がわざわざ那須から送ってきてくださるそう。黄色は床の間を明るくしてくれるそうだ。

前回に引き続き茶箱のお稽古。
2007.09.19

茶会の着物

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今日はいくぶん涼しいかと思えたが、まだまだ暑さの残る今日この頃。
ほとんどの方は単衣でしたが、小物はまだ夏物の方も。
模様は菊や秋草が多かったです。

写真左は一緒にお稽古しているO様。
笹島先生の着物サロンでもご一緒させていただいておりました。
菊模様の単衣の付け下げ。
この時期限定ですよ。素敵!
2007.09.19

懇親茶会

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明治記念館にて、裏千家東京第6東支部の懇親茶会が開催され、いつも一緒にお稽古をしている方々と参加。
お席は点心・立礼・香煎・薄茶・濃茶の5席。

風炉も最後の月であり、景色はすっかり秋のこの時期。
「虫」「籠」「萩」「月」「菊」「雁」「武蔵野」といったキーワードが並ぶ。
写真は濃茶席の床と、薄茶席の釜。
この時期限定のすすき模様の風炉。なんて贅沢!
2007.09.18

つづれ

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「つづれの帯」
着物を着る方ならご存知でしょう。
ただ今、その「つづれ」の織り方を勉強中。
上の写真のように斜めの線を描いたり、もっと細かく曲線にしたり・・・
模様を自由に織り込む事ができる、とても魅力的な織り方。

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課題のプリントには様々なパターンが図になって描かれている。
これを実際に織ると・・・

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こうなります。
(図の中央2つが下2段のパターンを表している)
2007.09.18

ついに日本上陸

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前々から好きだと公言していた「マカデミアナッツのコナコーヒー味」。
今まで日本で売っているのを見た事がなく、ハワイに行く友人に頼んでは買ってきてもらっていた。
ところが、今年はやけに多くのフレーバー付きマカデミアナッツが店頭に並んでいる。
はちみつ味などをはじめ、わさび味、マスタード味など今まで見たことないものも。
期待して探したが、それでもお目にかからない。

・・・と思っていたら、とうとう発見!
見慣れた青い缶をさっそく購入。
いつでも手に入ると思うと思う存分食べたくなるが、そこはそれ。
顔がブツブツにならないように、毎日少しずつ!
2007.09.16

あちちな夜

土曜日、急遽「代わりに行って~」と頼まれて行って来た、
『郷ひろみコンサート』。

前から「楽しいよ~」とは聞いていた。
「着物で行くと浮くよ」
「汗かくから」
大丈夫!ジャニコンで日頃から慣らしてるから。

しょっぱな総立ちで『億千万~』(正確な題名わかりませ~ん)
しばらくしてバラードに。皆、着席。
トークを交えながらしばらくバラードが続く。
この辺りは年齢層に合わせた優しい構成となっている。
話題は家族愛、歌への愛、弱い者への愛(彼は様々な福祉活動を行っているらしい)・・・
時に笑いを、時に真剣に語る姿勢は、私のような初心者をも十分に楽しませてくれる。
それに何より、見ていてかっこういい!
とても51歳とは思えない。
(途中、酸素吸入ありましたが。笑。因みに彼も『入隊』しているそうです)
最後はお約束の2曲『あちち』と『ブンブンブン』で再び総立ち。
ジャニコンで慣らした私は初めての振り付けにもちゃんとついていき、ペンライトを振り回していたのであった~。
2007.09.08

同期会

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台風一過の猛暑の中、2年ぶりの高校の同期会にでかけた。
着物で!とは前々から決めていたのだが、なにしろこの暑さ!
ただでさえ悩ましい季節なのに、一体何を着ていこう?!
散々悩んだ挙句決まったのがこの組み合わせ。

白地に絣模様の単衣の紬に、袷仕立ての諸紙布の帯、
茶系の帯締め・帯留(横の方にまわってしまって見えない!笑)、
草履は柿渋染め・・・と、ここまでは9月仕様。
ところが長襦袢で挫折。
あまりの暑さに、用意しておいた単衣のもの(塩瀬の衿つき)を
やめて、急遽絽織りの麻にしてしまった。
ところがこれが絽織りの麻の衿つき。(付け替える暇がなかった)
これに合わせて帯揚げも盛夏用にしてしまった。
結果、見た目はかなり夏っぽい雰囲気に仕上がってしまったような気がする。



瓢箪web

こちらも候補だったのだが、着物は麻混の透けるもの、帯は麻と、実際は盛夏仕様。
でも見た目は秋色。

う~ん、どちらが良かったのか・・・
未だ、悩ましい。
2007.09.07

着なかった着物

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今年の盛夏は7月に着物を着尽してしまった感があったので、8月は浴衣以外袖を通さなかった。本当は着たい着物があったのだが。
それは夏の初めに手に入れた芭蕉布の着物。
着物初心者の頃一度手にする機会があったのだが、その頃はなんだかおこがましいような気がして諦めた。
でも今年は図々しさが身に付いたのか、あるいはモノが新しいものではなかったので気兼ねなく着れそうな気がしたのか、躊躇うことなく求めてしまった。

着なかった理由はひとつある。
合わせようと思った帯が間に合わなかった事。
夏休みは家に篭る事が多いので、家の織り機で帯を織ろうと思ったのだが、結局間に合わなかったのだ。
お手本は清野恵里子さんの『きもの熱』の第三章冒頭に出てくる組み合わせ。
写真は着物の上に試作の布を乗せたものだが、これに「やや赤みを帯びた茶の紐に茜色の帯揚げを合わせたら、何ともいえない格好良さに見事に豹変」してくれるかしら・・・?!
来年の夏に乞うご期待。
2007.09.06

「本来無一物」

久しぶりのお茶のお稽古。
初めて茶箱のお点前をした。
夏に行う茶箱点前は「卯の花手前」。
箱の中に小振りのお道具が入っていて、何だかおままごとのよう。

9月は菊と月がテーマ。
お床には「本来無一物」の字と共に、月を指し示す布袋さまが描かれた掛け物がかけられていた。
今日は拝見がなかったが、お茶勺の御銘は菊や月に因んだ物がふさわしい。
お花はすすき、りんどう、われもこう、ふじばかま、おみなえし。
お菓子は「きせわた」。

「お稽古での写真は外部に出さないように」とのお達しがあったので、残念ながら画像は想像におまかせ。
台風接近の悪天候の為着物は着なかったので、こちらも画像なし。
先生はお一人が紗(半襟は絽)、お一人は単衣小紋(半襟は塩瀬?)。季節の変わり目の着物選びの難しさを感じた。
2007.09.05

夏の終わり

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やっと今日から子供の学校が始まり、私も元の生活に戻れる。
ずっとさぼっていたここも、気分一新リニューアル。

9月始めになると毎年思い出すのが越中八尾の「おわら風の盆」。
高橋治の小説「おわら盆恋歌」を読んで、いつかこの幻想的な祭を目にしたいと長年思い続けながら、まだ果たされていない。
実はここのブログのタイトル「versicolor」とは、この小説のシンボルともなっている花、「酔芙蓉」からとったのである。「色がいろいろに変わる」といった意味だが、私の気分にぴったりなので使わせていただくことにした。

さて、この作者の高橋治氏というのが実は大の着物通。
作品にもその通ぶりが表れていて、主人公の都築に地機(じばた)の上布を着せたり、相手役のえり子に琉球紬を着せたり、挙句の果てに二人は(不倫関係にあるのだが)道行の死に装束として牛首紬の着物を作りに白峰村まで行くというくだりもある。

牛首紬、実際見た事はあるのだが、その時見たものはどれも渋くて今着たいと思うようなものはなかった。
「牛首の羽織を着られるようになったら一人前」という記述が出てくるが、私はまだまだなんだな~。
いつか牛首紬が似合うようになる頃までには越中八尾にも行って見たいな~、などと、夢を膨らませるのであった。
プロフィール

lapislazuli

Author:lapislazuli
着物・染織・歌舞伎・音楽・茶道・美味しいもの・・・

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