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VERCICOLOR

パートドヴェール

Posted by lapislazuli on  

小柴web

実家がガラス工場をしていた頃、そこでガラス工芸をなさっていた方に、小柴外一さんという方がいらっしゃいます。
ガラスの技法にパートドヴェールというものがあります。
作りたい物を粘土などで形作り、石膏で型をとり、そこにガラスの粉を詰めて、熱で溶かし固める、という技法です。
小柴さんはそのような技法を駆使し、いくつもの作品を残されました。
今回、その作品の数々が息子さんによって北海道立近代美術館に寄贈されることになったのですが、
その前に収める作品のすべてを小柴さん宅で間近に見せていただけることになりました。

パートドヴェールは、その技法がなかなか世に出なかったので、作る方は苦労して研究を重ねてきたようです。
最近では若い作家も出てきたようですが、普通のガラス工芸に比べるとガラスらしい工程が少なく、量産も難しいので、なかなか普及はしていません。
特徴としては、粉のガラスを低い温度で溶かすので、あまり透明度が出ないこと。
彫刻のように、細かい細工ができること。
そして、ガラスを粉の時点で配置するので、好きな場所に好きな色を置くことができるということ。
写真の茶碗のように、花にはピンク、葉にグリーンと、色分けが思うようにできます。


ガラスの茶碗というのは珍しいですが、今回美術館に入る前に、お抹茶をいただくことができました。
ガラスには高温のお湯を入れると割れてしまいますが、沸騰したお湯を少しさまして、うまくお茶をたてることができました。
(美術館の方には内緒です!)

パートドヴェールNC

蛇足ですが、私が20年近く前に作った、パートドヴェールを使ったジュエリー。
ネックレスとブローチです。
ずっとしまってあったの、忘れてました。
lapislazuli

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